最近では、恐竜とは「トリケラトプスと鳥類の最も近い祖先から生まれた子孫全て」と定義されています。
言い換えると、「鳥盤類(トリケラトプス)と竜盤類(鳥類)の分岐点にあたる共通祖先から生まれた動物全てが恐竜である」となります。
このことから、次のことが分かります。
(1)恐竜は単系統群である
恐竜は、単系統群(ある祖先とその子孫全てを含む種の集合体)であり、分類学(分岐分類学)における正式なグループです。
(2)恐竜は2グループからなる
恐竜は、鳥盤類(トリケラトプスなど)と竜盤類(ティラノサウルス、鳥類など)の2グループからなります。
(3)鳥類は恐竜の直系の子孫である
現在も生きている鳥類は、恐竜の直接の子孫です。すなわち恐竜の大部分は白亜紀末期(約6550万年前)に絶滅してしまいましたが、その一部のものは鳥類として現在も生き延びていることとなります。
![現在の鳥類の写真(鵡川河畔のトビ)](/secure/1709/%e3%83%88%e3%83%93091103%e9%b5%a1%e5%b7%9d%e6%b2%b3%e7%95%94-1v2_thumb.jpg)
現在の鳥類(鵡川河畔のトビ)