2011年5月8日
編集ユーザー 2011年5月8日
in 自然,穂別,野生動物
ある日、穂別の山の中で、シカさんにも出会いました。
とは言っても、落とし物と、骨ですが。
エゾシカは日本列島のシカの中で最大です。
穂別の山の中では、よく群れをなして見かけます。
各地でシカの被害が言われていますが、数が増えすぎているようですね。
本来は彼らを捕食するヒグマの数が減少し、オオカミは姿を消してしまったからでしょうか。
とはいえ、ヒグマやオオカミがうじゃうじゃいたら、とても山の中には入ることはできませんね。
どれもこれも都合良くというのは、とても難しいことなのかも知れません。
シカのふん(穂別の山中)
シカの下顎の骨(穂別の山中)
2011年5月8日
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2011年5月8日
編集ユーザー 2011年5月8日
in 自然,穂別,野生動物
ある日、穂別の山の中で、クマさんの足跡に出会いました。
一緒に山に入った人が見つけました。
春は、ヒグマが活動的となる季節です。
穂別の山の中でも、クマが動き回っています。
人と野生動物との過剰な接触は、時として双方に悲劇をもたらします。
お互いに適度な距離を保って生活して行くことができるように心がけたいものです。
なんと言っても、ヒグマは日本列島に生息する最大の肉食動物です。ばったり出会うことだけは避けたいと願っています。
ヒグマの足跡(穂別の山中にて)
2011年5月8日
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2011年5月8日
sakusaku 2011年5月8日
in 化石,穂別,穂別博物館
現在、北海道で発見されている恐竜化石は、公式に確認されているものは以下の3点です。
(1)ノドサウルス類(夕張市産)
鎧竜(アンキロサウルス類)の仲間です。頭骨の一部が発見されています。
(2)カモハシ竜類(小平町産)
鳥脚類(ハドロサウルス類)の仲間です。腰の骨や足の骨の一部が発見されています。
(3)テリジノサウルス類(中川町産)
獣脚類の仲間です。指の骨の化石が発見されています。
穂別で化石が多数発見されているクビナガリュウ、モササウルス、ウミガメなどは恐竜とは異なるグループに含まれます。
2011年5月8日
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2011年5月8日
sakusaku 2011年5月8日
in 化石,穂別,穂別博物館
最近では、恐竜とは「トリケラトプスと鳥類の最も近い祖先から生まれた子孫全て」と定義されています。
言い換えると、「鳥盤類(トリケラトプス)と竜盤類(鳥類)の分岐点にあたる共通祖先から生まれた動物全てが恐竜である」となります。
このことから、次のことが分かります。
(1)恐竜は単系統群である
恐竜は、単系統群(ある祖先とその子孫全てを含む種の集合体)であり、分類学(分岐分類学)における正式なグループです。
(2)恐竜は2グループからなる
恐竜は、鳥盤類(トリケラトプスなど)と竜盤類(ティラノサウルス、鳥類など)の2グループからなります。
(3)鳥類は恐竜の直系の子孫である
現在も生きている鳥類は、恐竜の直接の子孫です。すなわち恐竜の大部分は白亜紀末期(約6550万年前)に絶滅してしまいましたが、その一部のものは鳥類として現在も生き延びていることとなります。
現在の鳥類(鵡川河畔のトビ)
2011年5月8日
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2011年4月30日
sakusaku 2011年4月30日
in 化石,穂別,穂別博物館
カメは恐竜ではありません。カメを恐竜だと思う人はあまりいないかも知れませんが、念のため。
頭の骨の特徴から、カメは原始的な爬虫類に近いと、古くから考えられてきました。しかし最近では、恐竜に近いグループであるとする考えもあります。
カメがこの地球上に誕生したのは、2億年以上も前の三畳紀のことです。最初の恐竜が誕生したのと同じ頃でした。
最初のカメは陸上生活をしていたと考えられています。海洋で生活するウミガメが誕生したのは、それから1億年以上もたった、約1億年前の白亜紀のことでした。
カメの仲間は恐竜と同じ時代を生き、白亜紀末期に恐竜が絶滅した後も生き延び、現在も生きています。
甲羅で身を守り、エネルギー消費を最小限に抑えたカメの姿は、動物の成功した一つの例であるとさえ言われています。
ウミガメ化石復元骨格(手前)(穂別博物館)
2011年4月30日
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