2014年10月2日
むかわ町穂別での恐竜発掘⑦ 恐竜の発掘(2013年の第一次発掘)③
穂別博物館 2014年10月2日
in むかわ竜,広報むかわ
2013年までに採集されたおおよその部位。骨格図は同じハドロサウルス科のオロロティタン。
恐竜の発掘(2013年の第一次発掘)③
2013年の第一次発掘は10月5日までの約1ヶ月間行われました。雨天などで作業できなかった日もあったので、発掘作業が行われたのは、計28日間で、その間にのべ200人が発掘作業に従事しました。
日本では恐竜化石の産出は極めて稀で、貴重なものなので、時間をかけて丁寧に発掘作業を進めました。そのため、2013年の第一次発掘では、1個体のすべてを採集できませんでした。採集できた部分は、尻や後脚などで、全身のうち、3割程度を回収しました(図)。2013年までに採集された部位は3割程度ですが、これだけの部位が産しているものは、日本産恐竜では数えられるほどしかないため、この時点でも国内で有数の標本といえます。
採りきれなかった部分についての発掘は、今年を含めて2~3年間、毎年1ヶ月間ほどかけて行う予定です。
(広報むかわ2014年10月号より) 広報むかわ
2014年10月2日
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